乳歯はいずれ生えかわるからと放置せずに、普段から子どもさんが磨ききれない歯磨きなどのメンテナンスやお子様の口の中に注意をしておきましょう。

赤ちゃんの歯は、生後3～9ヶ月ぐらいから生え始めますが、すべて生えそろうのは2歳半～3歳半くらいと言われています。（お子様によって個人差があります）
乳歯は、食べ物を噛む以外にもいろいろな働きをします。
噛むことで顎の発達を促がし、発音などの言葉の発達にも影響を及ぼします。

また、乳歯が生えそろう頃にはその下で永久歯が育ち始めることから、永久歯が生えてくるまでのスペースを確保し、永久歯が正しい位置に生えてくるための誘導的な役割もあります。

そのため、早い時期に虫歯などで乳歯を失うと、永久歯も虫歯の菌に感染したり、歯並びや噛み合わせが悪くなったりします。
乳歯はいずれ生えかわるからと放置せずに、普段から子どもさんが磨ききれない歯磨きなどのメンテナンスやお子様の口の中に注意をしておきましょう。

お子様の歯の異常に気付いたら、できるだけ早く来院され、治療を始めることをお薦めします。

お子様の永久歯は乳歯と入れ替わりに下から生えてきます。
永久歯が出来上がってくると、乳歯がグラグラと動き始め、自然に抜けて永久歯と入れ替わるのが理想です。

しかし、この乳歯と永久歯の生えかわりの際に虫歯などで乳歯が早く抜けてしまうと、永久歯が正しい位置に生えてくることができずに、歯並びが悪くなったり、噛み合わせがずれてしまったりします。

永久歯がうまく生えかわることができずに、歯並びや噛み合わせに影響が出てしまっている場合、当院は小児矯正の専門でもありますので、矯正しやすい小児のうちに歯並びを整えることがお子様の成長過程に良い影響を及ぼすことと思われます。